まだ子供と言っていいのだろうか
自分の未熟さに気づくときに、20代にもなってなんて言い訳すればいいのだろうか。
まだオトナじゃないから、なんて言っていいのだろうか。
本当は来年から働いてないといけないのに、社会人になれていない自分は、普段の中でなんの劣等感もないけれど明日も明後日も一生懸命働く友人たちの前では、まだまだ未熟だなと認めざるを得ない。
もっと歳を重ねたその日には、あのときの悩みなんてちっぽけだったのだろうかと笑うんだと思うけれど、今の自分がどうしようもなく小さく思える瞬間だってある。
社会人になることについて、本当は悩んでいるわけじゃない。
一人の女すら大切に愛せない自分に、今はうんざりしている。
俺は男として弱すぎる。社会が求めている男らしさ、とかそんなことを問題にしたいんじゃない。
ただ自分が心のなかで好きだと認めた女と、そばにいることのできない自分の虚しさを感じるばかりだ。
来年の自分、それが無理でも30代の自分がもっと素直で愛らしい人間でいられるように、毎日堅実に生きたいと願う。
2020年12月24日