建築について 1 [ヨーン・ウッツォン]

建築について、最近俄然興味が湧いている。

数学的な論理性と芸術的な感性がこれほどに交わるのは、建築くらいなのではないか。そんなふうに最近は思い始めた。

素人目には芸術的な感性が目立って見えるけど、この芸術性を人生をかけて味わうことができたなら、どれほどまで人生は美しくなるのか、と思う。

だから、気が向いたら建築についての自分の興味と知識をここには書き残していこうと思う。あっさり書いていくのかどっしりやっていくのか、まだまだわからないけれど、こういう習慣を人生で作っていきたい。

 

今日はヨーン・ウッツォンについて。

シドニーのオペラハウスの設計者として広く知られる。

彼の素敵な言葉に以下のようなものがある。

「建築家にとって非常に大切なのは、ものごとのあるがままの姿に恋をすることであり、フォルムやスタイルと闘うことでは無い」

ポスト現代的で好きだ。形相や表象にがんじがらめになってしまう今の時代の、凝り固まった緊張を緩めてくれる。

自然を手本にする彼の感性的なスタイルについて、もっと学んでみたいなと思う。

こんな本を読んでみようかなと思っている。

 

ウッツォンの窓の家 マヨルカ島の《キャン・リス》をめぐる断章

ウッツォンの窓の家 マヨルカ島の《キャン・リス》をめぐる断章

  • 作者:和田 菜穂子
  • 発売日: 2019/06/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  

 

建築を学んだり知ることは哲学や思想を味わうようなものだ。

文章を読むのとはまた違った感覚を研ぎ澄ましていく営み。

人生の時間を使い切るには、ちょうどいい遊び道具かもしれない。

 

2020年12月28日